最近、全くプログラミングをしていない。
大学入学で慌ただしい4月を終え、ある程度生活も落ち着いた5月になってもそうだ。
何故か?
それは、一言で言うと「自炊をしているから」だ。
なぜ自炊をするとプログラミングをしなくなるのか、という疑問については、ここから書き進めていく。
僕にとってプログラミングとは、自分にとっての「便利さ」という快楽を満たすための趣味だ。
一般的な人でいう、DIYや日曜大工に似た感覚でやっているのが、僕のプログラミングだ。
機会があってプログラミングをアルバイトでやらせて頂いたことはあるが、あれは単に僕の手持ちのスキルをそこに流用したというだけで、別に働くためにプログラミングをしているわけではない。
というか僕は全くと言っていいほど働きたくない。
働くことで他人に幸せを与えて、それが生きがいになる、なんていう精神を人並み以下しか持ち合わせていないらしい僕にとっての「働きがい」なんてものは、「他人に任されたことをきちんと果たせたから、僕は他人からの期待に応えることが出来ているぞ」という他者からの承認プロセスでしかない。
プログラミングが趣味でしかないということは、他の趣味によって代替可能ということになる。
僕の趣味。
履歴書の趣味・特技欄を書くときには毎回困る僕が、あえて挙げるなら……という気持ちで列挙する趣味は、大抵の場合「プログラミング」「料理」「読書」になる。
そして、今回問題にしたいのは、この料理という趣味だ。
僕の趣味としての料理経験はそこそこ長く、思えば小学校中学年くらいにはもう一人でコンロを使うことを許されていて(鍵っ子だったからね)、その頃は肉を焼く、とか野菜を焼く、とかくらいだったけれど、普通に包丁とフライパンは使っていたように思う。
それでも基本的には親が三食作ってくれる恵まれた環境で育っていたため、毎日のように料理をすることはなかった。
ところが、だ。
自炊をするようになって、毎日料理をしてしまっている。
もちろん、毎日食べるためには料理をしなければならないのだが、その料理が趣味となると何品も作り始める、しかもキッチンも共用でろくに使えない寮でとなると、それはもうものすごい時間が料理に費やされる。
一週間のうち8時間くらいは料理をしているのではないだろうか。
買い出しも入れれば12時間はしている。
しかも、まとまった時間が出来るとすぐに料理をする癖がついてしまった。なぜかというと、野菜が腐るからだ。
空いた時間に料理を作り、冷凍する。このルーチンが体に染み込み、空いた時間を全て料理に使い潰す毎日を送っている。
プログラミング?そんなものする時間なんてない。そんな時間があったら、作りたいあの料理やこの料理が作れる。冷蔵庫のあれやこれが腐る前に。
そうこうしている間に、ブログも書けず、4月が終わってしまい、5月も終わりかけている。
学校の授業もろくに聞かずに(これはバイリンガル授業とかいう頭のおかしなシステムが大いに関わっているのだが)、毎日料理ばかりしている。
こんなことを繰り返していたら、とても社会でやっていけそうにない。どうにかしなければ。
ああ、今日も自炊がとても楽しい。