この記事は、自炊 Advent Calendar 2016の1日目の記事となっております。
さて、自炊アドベントカレンダーと銘打ってはおりますが、実は私は実家住まいの学生です。自炊歴はゼロです。
しかし親の仕事の関係上、子供の頃から一人で料理をつくることが多く、その上就職にあたって一人暮らしをしようと考えているので自炊についての知見が得られると嬉しいなと思ってこのテーマを作成しました。
では、麺類の話をしましょう。
私が料理を作るタイミングは、大抵親の帰りが遅いときです。
お腹は空いているし、ご飯は炊いてない。料理を作るために買い出しなんてやってられるか!
そんな時に役立つのが麺類です。
乾燥パスタなら8分、生麺の麺類なら3分、そうめんなら2分。圧倒的な早さが麺類の魅力です。
さらに、安く、備蓄がしやすいこと。
乾燥パスタは特に、この分野で優れている食品です。カップラーメン2つ分よりも安く買え、かさばらない。賞味期限も非常に長い。
夕食がついついカップラーメンになると悩んでいる方は、今すぐ乾燥パスタを買いましょう。
どうせカップラーメンに栄養バランスなんてないのです。逆に塩分が減って健康的です。
さて、乾燥パスタを無事購入し、茹でた自炊初心者さん。必ずこう思うはずです。
「ソースも必要じゃん…」
そこが大きな間違いなのです。
ここですることは一つです。
ペペロンチーノを作りましょう。
ペペロンチーノは全てのパスタの基本です。(ウソです、僕がそう思っているだけです)
ペペロンチーノさえ作っておけば間違いありません。
まず、インターネットから適当なペペロンチーノのレシピを探し、作れるようになりましょう。
必要な材料は、乾燥パスタ、塩、オリーブオイル、鷹の爪、にんにくだけです。
オリーブオイルはどこの家庭にもあるので当然として、鷹の爪は最悪一味唐辛子でも入れればいいです。
少し不格好ですが味はそんなに変わりません。
ペペロンチーノで一番重要な要素はにんにくです。チューブで良いので買って下さい。
にんにくは普段敬遠されますが、香り付けには最高で、食欲を否応なしに呼び出してきます。
ちょっと入れるだけで香りがペペロンチーノになります。入れましょう。
あと、ペペロンチーノのレシピには必ず「乳化」という文字列が含まれていますが、あれは宗教です。
混ざれば食えます。ただ、茹で汁を入れることと加熱しすぎないことだけは守りましょう。
どこのサイトで見たかは忘れましたが、「パスタは焼きそばではないのです」という言葉を守りましょう。ペペロンチーノは、「オリーブオイルと茹で汁がソースのパスタ」なのです。
ペペロンチーノが作れるようになってきたら(このへんでペペロンチーノに飽き始めます)、ペペロンチーノにアレンジを加えてみましょう。
アレンジと言っても、実はペペロンチーノはすべてのパスタの基本なので(ウソです)、ペペロンチーノの手順をちょっと改変すればどんなパスタでも作ることが出来ます。
基本は同じです。ペペロンチーノを作る時ににんにくの欠片と鷹の爪をオリーブオイルで炒めます。にんにくの香りが油に移ったらにんにくの欠片を取り出し(チューブなら取り出しませんけど)、そこにパスタと茹で汁を投入する代わりにトマト系のパスタならトマト缶、ボンゴレビアンコならアサリと白ワイン、カルボナーラなら卵液とチーズ(この場合パンチェッタはにんにくの欠片と一緒に炒めておく)を投入し、タイミングを図ってパスタを投入するだけです。
簡単なように聞こえますよね?実際簡単なのです。
どうせ食べるのは自分なんですから、適当に作ってしまえば問題ありません。
パスタはイタリア料理の中心的存在ですから、レシピは恐ろしいほど存在します。
インターネットに存在する大量のパスタをレシピを見ながら作れるようになれば、まず飽きることはないでしょう。
そして、気がつくと毎食パスタを食べていることに気が付くと思います。
最初は自炊をするためにパスタを作っていたのに、パスタを作るために自炊をしている状態になっているでしょう…
パスタの魔力は恐ろしいですが、使いこなせば最強の自炊力を手に入れられる(はず)です。
簡単で美味しい乾燥パスタで、自炊を始めてみませんか。
おわり。